ProFotoXL100というフィルム。

Nikon F3 Planar50mm/f1.4 ProFotoXL100

フィルムの選択肢は昔に比べるとずいぶん減ってしまった。

そして単価はずいぶん上がってしまった。

フィルム代、現像代、プリント代、スキャン代と何かと費用もかかるのでこれまで何度かデジタルに移行しようか悩んだ時期もあった。

それでも、プリントを見るとやっぱりフィルムの方がすごく好きだし、スキャンした画像をディスプレイで見てもフィルムの方がいい。

ただ、フィルムにもよるけど、３５mmの３６枚撮りが１本で１，０００円近くするというちょっとびっくりするような状況。でも、フィルム買わないとフィルム写真撮れないし、困ったもんだなー、もっとモノクロの割合を増やそうかな、とか考えていたときに見つけたのがこのフィルム。

ProFotoXL100というフィルムはコダックのHPにも載っていないし、日本でも正規ルートでの販売はされていない。でも、すごく安い。３６枚撮りで１本２００〜４００円程度で販売されている。

１度使ってみたところ、画質は悪くないし、むしろ良い。まだ色の出方の特徴とはよく分かってはいないのだけれど、安いのでとりあえずまとめ買いしてみた。

フィルムによる発色や粒状間の特徴というのは確かにあるのだと思うけれど、カラーネガでデジタルプリントの場合はスキャンしてからかなり色の調整ができる。アナログプリントでも色の調整はできるけど、デジタルの場合はその度合いがかなり大きい。

僕は素人なので、あまり詳しいことまでは分からないけれど、明るさや発色についてはかなり調整の余地があるので、フィルムによる差というのは昔に比べて感じにくくなっているのではないかと考えている。同じフィルムであっても、だいぶ印象の違うプリントができるはずだ。

だからといって、僕の場合はデジタルプリントよりアナログプリントを最終的には選ぶと思うのだけれど、このフィルムに関してはまだ使い始めたばかりなので、デジタルプリントも試してみようと思っている。

コダックのフィルム供給にはなんとなく不安もあるけれど、これからの安定的に供給してもらえるといいのだけれど。

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