フィルムで撮ったらレンズで焼こう。

PENTAX67 105mm f2.4 PORTRA400

PENTAX67 105mm f2.4 PORTRA400

ここのところ立て続けに身の回りで暗いニュースがあったので、少し参ってしまった。当然ながら昔は無縁だったこの手の話はここ数年でちょくちょく増えてきている感じで、自分も歳をとってそういうことが身近に起きる歳になったのだなと今更ながら実感。

こういう時には、以前からよく写真を見返してきた。

なんでかよく分からないけど、プリントした写真を見てると不思議と気持ちが落ち着くから。

プリントはデジタルで撮って、インクジェットプリントでも綺麗にできるけど、自分の頭の中にある「写真」というもののイメージはフィルムで撮ってレンズで焼いたもの。
高校生とか大学生くらいの頃に、なんとなく憧れていた写真のイメージが今でもずっと残っているからだろうか。いいなぁ、と感じる写真はフィルムで撮られていることがなぜか多い。

気合いを入れて撮るときはフィルムを使いたいし、できれば中判で撮りたい。この撮影方法が一番自分の好みの写真に仕上がるから。単に好みの問題でもあるけど。

 

でも、選択肢は多い方がいい。デジタルは便利だけど、写真表現としてはフィルムという選択肢があった方が良いに決まってる。
そして、フィルムで撮ったらレンズで焼いた方が絶対にいい。フィルムの特徴がダイレクトに反映されるし、立体感も全然ちがう。

だけど、その差を知らない人が案外多い。そもそもデジタルしか使ったことない人も多いし、フィルムもデジタルプリントになって長いわけでよく考えたら当然なんだけど。そして、今やレンズで焼くには数少ない手焼きしてくれる写真屋さんを探すか、自分でプリントするしかない。
もう、端から見れば完全にマニアックな領域になっているに違いない。

 

それでも、これからもフィルムで撮って、レンズで焼き続けようと思う。モノクロ中心になると思うし、ますます理解してくれる人は少なくなるだろうけど。それでも僕はフィルムで撮って、レンズで焼くことを続けていこうと改めて思い直した今日この頃。

プリントの勉強もちゃんとしないとな…。

 

 

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