変わるInstagramと変われない自分。
Instagramを使うようになってから、もう5年くらいたったかもしれない。
最初はすごく楽しかったのだけど、ここ最近はなんだかしっくりこないようなところが増えてきたように感じる。
ユーザー数が増え、Facebookに買収され、より多くの人により長い時間Instagramを使ってもらおうとするようになればなるほど、あれなんだか違ってきたなと感じることが増えてきた。
年々、機能が追加されてリッチになってきてはいるんだけど、その方向性がどうも自分の求めているものとは違う物なんだなぁということが、より鮮明になってきたのかもしれない。
スタート当初は、「写真を共有する」という面が強く出ていたように思うけど、ここ最近は「Instagramを通じて何かをシェアする」という部分にフォーカスされているというか。そして、より多くの人に魅力を感じてもらうにはどういうものが良いのかということを考えられているように感じる。
だから、ムービーが共有できるようになったり、ストーリーというサービスが始まったり、ご当地ステッカーなるものが始まったりしたんじゃないだろうか。おそらく、Instagramの狙いは当たっていて、順調にユーザー数が増えているみたい。
でも、相対的にInstagramの中における写真を共有するという部分の割合が下がっていることは間違い無い。これまでと同じように使うことはできるんだけど、タイムラインの風景はどんどん変わってくるし、広告もずいぶん増えたし、使っているときの気持ちはこれまでと同じようにとはいかなくなってきている。
でも、やっぱり僕は写真が好きなのだ。
だから、もうちょっとこのブログの方に時間と写真をさけるように努力しようかなと思う。
写真を通して人と繋がるということにおいて、Instagramは圧倒的に魅力的なツールではあることに間違いはない。
ただ、自分の方向性とちょっと違ってきているというだけの話。
こうやって考えると、早くも時代の流れについていけなくなっているのかもしれないなぁとも思う。
写真もすっかりデジタルが中心の時代になったけど、未だにフィルムをやめられないでいるし、モノクロフィルムもやめられない。
電子ビューファインダーにはまだちょっと抵抗があって光学ファインダーが好きだけど、どうにも一眼レフ陣営の旗色はあまりよろしくない。ニコンにしろ、リコーにしろちょっと暗いニュースが続いている。多くの人は便利でコンパクトなミラーレスを選んでいるのだ。
でも、やっぱり自分が好きな機材で写真を撮りたい。
苦しい時期だとは思うけど、リコーイメージングには頑張って良い製品を作り続けて欲しい。何も最先端が最良とは限らないわけだし。使っていて楽しい道具じゃないと、写真撮るのも楽しさが半減する。
最近のSNSについていけないとか、光学ファインダーが良いだとか、若い人からしたらよく分からないのだろうか。
思い切ってEVFもアリなのかなぁ。
でも、やっぱりPENTAXが好きなんだよな。