写真表現中村教室。
僕の写真の原点は中村教室にあると思っている。
通っていたのはもう3年も前だし、通えていた期間も短かったけど、ここに行っていなければ、今頃写真を続けていたかどうかも分からない。
写真ってなんかかっこいいなと思って始めてみたものの、2、3年するとなんとなく行き詰まりを感じるようになっていた。自分が何を撮りたいのか、なぜ写真を撮っているのか、どう撮ればいいのかいろんな思いが出てきて何を撮っていいのか分からない。プリントを見ても、どうも撮りたいものとは違うような違和感が少しずつ大きくなってきて、徐々に熱意が失せてしまっていた。
今さら専門学校に通う程の時間もお金の余裕もなかったし、どうしようと思っていたときに見つけたのがここ。
カメラの構造や扱いの基本からモノクロ現像、プリントにいたる一連の基礎知識から写真表現とは何かという入り口の部分に触れられたことで、モヤモヤしていたものが一気に晴れていった。ここで学んだことでようやく写真の入り口にしっかりと立てたような気がする。
自分は何を見ているのか。どんな風に見えているのか。
仕上がりのプリントを見ていつも考えている。
入門のコースが終わった時、続けて通うつもりでいたけど、あまりにも仕事が忙しすぎたこととかもあって結局行けないまま大阪に帰ってきたのだけれど、大阪に帰ってきてからも写真を通じた出会いがあったりして今でも続けられていることの原点には中村教室がある。
写真ともっとしっかりと向き合おう。