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今年買ったPENTAX K-01というカメラの話。

Posted by on 12月 29, 2013 in K-01, K-5, PENTAX, PHOTOGRAPHY, SMC TAKUMAR 55mm f1.8 | No Comments

 

PENTAX K-5 SMC TAKUMAR 55mm f1.8 ISO400 1/30

PENTAX K-5 SMC TAKUMAR 55mm f1.8 ISO400 1/30

今年の3月頃、値下がりが激しかったPENTAX K-01というカメラを買った。
このカメラを知っている人も多いとは思うけど、ミラーレスカメラながら分厚くてデカいカメラで、あまり人気が出ずに、発売後、1年程で生産を終了した。

ただ、このカメラのデザインは世界的にも著名なプロダクトデザイナーのマーク・ニューソンが手がけており、その外観は明らかに他のカメラと一線を画すものとなっている。
僕はこのデザインがたまらなく好きなのだけど、どうもこのデザインは賛否両論あるようだ。

K-01の発表を見た最初の印象は「おもちゃみたい…。ファインダーもないし…。」という感じで、全く買う気はなかった。でも、自分でも不思議だったのだけど、現物を一度見て触ってみると妙に心に引っかかる存在になってしまった。

触ってみて、「いいな」と思ったのは、思った以上にホールド感が良かったこととシャッターのフィーリングが好みだったことも大きかった思う。見た目はおもちゃっぽいのだけど、フォーカルプレーンシャッターだから、シャッターを切ったときの感触がしっかりしてる。シャッターボタンを押すと「カシャン!」という音とともにシャッターの感触がしっかりと右手に伝わってくる。
個人的にはシャッターの感触はカメラ選びのうえではすごく重要で、この感触がしっくりくるかどうかで写真を撮ることが楽しめるかどうかに大きく影響してくる。K-01のシャッターは感触も音もしっくりきたから違和感なく使えている。
カメラの重さもブレの観点から考えると適度だと思うし、全然気にならなかった。

直線的でスッキリとしたボディにアルミ製のダイヤル類やグリーンと赤のボタンが見事なバランスで配置されているデザインもポップな感じなんだけど、決して安っぽくはない。
アルミという素材から金属感や頑丈さが感じられるし、プラスチックが使われている他のカメラよりもより洗練されたイメージを受取れると思う。

ちなみに、「PENTAX」「K-01」というロゴに使われている字体はどちらも古い機種に使われていた物で、現行のものではない。この字体を使うことには一悶着あったらしいけど、マーク・ニューソンの強いこだわりで実現したのだとか。

他のカメラメーカーの製品を見てみても、こんなユニークなデザインのカメラは存在しない。
K-01のデザインは、奇をてらったわけではなく、遊び心がありながらも飽きがこない、愛着のもてるものに仕上がっているように感じられた。

 

あと、デザインにばかり注目されがちだけど、画質が意外と良い。こんな言い方をするとPENTAXに失礼かもしれないけど、このカメラの外観からはちょっと想像しがたい写りだと思う。良い意味でアンバランス。

イメージセンサーと画像処理エンジンはK-30などと同じもので、ローパスフィルターもこれまでの製品よりも薄いらしい。そのせいか、写りとしては当時のフラッグシップであるK-5よりもスッキリとした写りをする。
あと、付属のRAW現像ソフトのシルキーピックスがけっこう良くて、RAW撮影して、シルキーピックすで現像するとかなり綺麗な写真に仕上がる。ソフトの使い勝手も結構良くなっていて、従来のPDCU4よりも作業しやすい。RAW現像するならカメラ内現像よりシルキーピックスの方が俄然いいと思う。

 

とまぁ、使ってみたらこれも想像以上の楽しさでしばらくの間はK-5の出番がすっかり減ってしまったほどで、すっかりお気に入りの一台になった。

色々褒めちぎってはいるけど、買おうと決心したのは、生産終了のアナウンスを聞いたから、というのが実は大きい。
K-01という型番がついているから、これからシリーズ化されるかもしれないし、そうしたら色々と改良されるであろう後継機の方がいいなと思っていたし、もしかしたらこのスタイルでフルサイズなんて展開もあるかなと期待もしていたので、購入は悩んでいた。
それが、1年も経たずに生産終了というのはよほど売れなかったのだろうし、そうなると後継機種の開発も望み薄。このデザインのカメラは後にも先にもこれだけ、ということになってしまいそうだったので、慌てて買いに行った。40mmのレンズキットでたしか31,000円くらいという破格だったと思う。

 

なんかもう、デジタルカメラの進歩はすさまじくて、2、3年で新製品が出てしまい、あっという間にそれまでのモデルが陳腐化してしまう。レンズがモデルチェンジするのが10年単位であることを考えるとボディのモデルチェンジの早さは凄まじい。

それでも、やっぱりカメラという機械は長い期間使い続けたいと思う。
フィルムカメラを愛着もって使えているのは、長期間使えるから、というのもあるのだと思う。

まぁ、すでに生産終了になっている機種(新色のブルーのみ発売中)のレビューなんて需要がないとは思っているんだけど、埋もれてしまっているこの機種が少しでも知ってもらえたらと思って書いてみた。

ただでさえ売れて無くて見かけることのないK-01。どれだけ使い続けられるかは分からないけど、もう全く見かけなくなって「何あれ、カメラ…?」と言われるようになったとしても使い続けられたらいいなぁなどとぼんやり考えている。

 

 

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