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フィルムカメラと小さなデジタルカメラ。

先月末に、cp+が開催されていたので、各社の新製品が続々と発表されたりして、それはそれは刺激的な時期だった。フラッグシップに該当するような機種の発表も多買ったので、目移りしていた人もたくさんいるんじゃないだろうか。

僕もそのうちの一人ではあるけども…。

ペンタックスからフルフレームのデジタル一眼が発表されることは随分前から分かっていたことだったし、そのスペックについても大体は噂の通りだったから、大して驚くことはなかった。
個人的に一番驚いたのは、シグマのsd Quattoroだったと思う。全く予想していなかった機種だったというだけでなく、そのデザインも従来にないものだったので、発表を聞いて驚き、デザインを見てまた驚いた。

どのカメラもスペックはものすごいし、使いこなせればすごく綺麗に撮れることは間違いない。好みの差こそあれど、どのカメラを使ってもキレイな写真が撮れることは間違いない。

 

新しいカメラを見ると、あれもこれも使ってみたいなー!と思うことに間違いはないのだけど、冷静になって考えてみると、どれほど使う機会があるのかはすごく怪しい。

 

PENTAX MZ-5N smc PENTAX-FA 31mm F1.8 AL Limited ACROSS100

 

僕は、写真を撮ったら最終的にはプリントで残したいと思っている。
でも、そのプリントもせいぜいA4とか六つ切とかまで、A3とかにすることもない。それくらいのサイズのプリントを見比べた時に、フルサイズのカメラかAPS-Cのカメラかを当てられる自信もない。
ものによってはQで撮った写真と比べても迷うことがあるかもしれない。

そんなことをいろいろ考えていると、だんだん腰が引けてきてしまった。

 

夕方の写真とか、グラデーションを綺麗に出したい時とかはやっぱりセンサーが大きいカメラの方が階調が豊かに出るのかもしれない。いや、間違いなく出ると思うし、調整の自由度もかなり高い。

でも、僕の場合、そいういう時はPENTAX67の出番。
フィルムで撮ってもプリントがデジタルだから、もうフィルムで撮る意味なんてないんじゃないかって思ってた時期もあったけど、それでもやっぱりフィルムで撮った写真でしか出ない雰囲気というのがある。
レコードとCDの関係と同じようなのもで、フィルムをデジタル化することで切り捨てられている情報っていうのはやっぱりあるんだと思う。ただ、それでもプリントするにあたって必要な要素をスキャンで取り出して調整して仕上げるには、プロのラボマンがいるので、そこに頼れば綺麗なプリントで写真を残すことができる。

実際にしっかり調整されてプリントされた写真は、やっぱりフィルムの特徴が出ていて、デジタルカメラが高性能になった今でもデジタルカメラでは撮れない写真になっていると思う。

レンズで焼いたプリントとデジタルプリントを比べてみたら、それは確かに違って見えるけど、全てにおいてレンズで焼くことが勝っているわけではなくて、写真屋さんの腕によるところがかなり大きんじゃないかなぁ。
もちろん、フィルムの特徴をフルに生かすにはレンズ焼きが一番であることには変わりないけど、時代が時代なので、写真にかけられる時間とか手間のことを考えて、自分が一番写真を楽しめる方法を見つけるのが一番かと思う。

フィルムをレンズでプリントできなくなってしまったのは寂しいのだけど、素敵なプリントに仕上げてくれるラボマンがいる写真屋さんを探せるようになったのも、今の時代だからこそで、それはそれでいい時代だとも言える。

フィルムの値段は、かつての倍以上になってしまったから、じゃんじゃん使うみたいなこと僕にはできない。
それでも出来るだけ使い続けていきたい。
フィルムで撮って、現像・プリントに出して、仕上がりを待つ時間のワクワクする感じがたまらなく好きだし、仕上がったプリントがやっぱり好きなので。

 

PENTAX Q-S1 02 Standard Zoom ISO100 f3.2 1/200

 

そんなことを考えていると、普段使うカメラはやっぱり気軽に持ち歩ける小さなデジタルカメラが一番いいなと思う。
今使っているPENTAX Q-S1を買ったのは一昨年の12月だけど、間違いなく今手元にあるカメラの中で一番よく使っている。

小さなセンサーだから、背景をボカして立体感を出すような写し方はどう頑張ったってできないし、夕焼けのグラデーションの再現とかも苦手で、レタッチも気をつけないとトーンジャンプが出やすかったりする。でも、L判のプリントとか、SNSにアップするには十分な写り。特に低感度の時の写りは、サイズの割りにすごくいいと思う。
PENTAX Qを使っている人をあまり見かけないの、なんでなんだろう…。やっぱりコンデジ並みの画質、というイメージが強いのかなぁ…。そもそもPENTAXユーザーが少ないだけなのかな…。

今撮っている写真は家族写真とかスナップばかりだから、やっぱり軽くて持ち運びしやすいとか、生活になじむといったような要素の方が重要。

やっぱりどのカメラメーカー現行のデジタル一眼の良さをすごくアピールしているので、やっぱり欲しくなったりするのだけど、冷静に考えてみると、自分の用途で本当に必要かなぁという疑問をぬぐいきれない。
いろんな面で恩恵は確かにあるのだろうけど、それは本当に必要なカメラかなぁ、などとついつい考えてしまう。

まぁ、趣味だから費用対効果とかいうようなものはどうでもよくて、使っていて一番満足できるカメラを使えばそれでいいのだけど。

森山大道が、今使っているカメラはニコンのクールピクスs9500って答えていたのには随分と驚いた。

機材に振り回されずに、写真を撮ることにもっと集中できたらいいなといつも思いながらも、その境地に至るにはまだまだ先は長そうだ…。

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