マジックアワー。
どうやらF3の露出計が壊れてしまったらしく、常にマイナスしか表示しなくなってしまった。受光部分が壊れてしまったっぽい。この前、車から降りるときに落としてしまったせいだ…。たぶん。
とりあえず、iPhoneアプリの露出計で一度露出を調べてから撮ることにしたけど、それほど大きく露出を外していることもなく、とりあえずは問題なく撮影ができている。
もともとF3の露出計はスポット測光に近い印象で、被写体の色が変わるだけで露出が変わることもよくあった。だから、もともと自分の勘で適当に撮っていることも多かったので、実用上はそんなに支障はない。F3ではポジを使うこともまずないし、フィルムだし、ネガだし、多少露出がずれてもそう大きな影響はないだろうとある程度割り切って使っている。
ただ、シャッターも電子制御されているし、電気系統の不具合だとちょっと問題かもしれないので、とにかく一度ニコンで見てもらったほうが良さそうだ。
ニコンのアナウンスではF3の修理は2015年まで受け付けているらしいけど、部品がなくなってしまった場合はそれよりも早く対応ができなくなってしまうらしく、実際にシャッターの不具合を直してもらおうと思ったらできなかったという話を耳にしたことがある。
まだしばらく使うだろうし、直せるところはしっかり直したいけど、いくらほどかかってしまうのだろうか…。
フィルムにはフィルムの良さがあるのだけれど、デジタルにもいいところがあるのは確かで、世の中は完全にデジタル中心。フィルムカメラを愛用していると何かと高くつくので、ちと辛い。このフィルムも終了らしいし。
写真は夕方の空の色がとてもきれいだったので、慌ててシャッターを切ったときのもの。露出はそこまで失敗していないと思うけど、どうも記憶とは色味が違うような気がする。夕方のほんの少しの時間は光の加減がすごく素敵になるのだけれど、それをそのイメージのまま写真に残すことがすごく難しい。どうやったらイメージどおりにとらえられるのか…。