記憶の中の色。
写真をプリントするときに、難しいことの一つとして、色合いの調整があると思う。
人によって好みの色合いというものがあるのだとは思うけど、僕の場合、これ!といったものはない。前にも書いたかもしれないけど、その時の気分にもよるし、被写体にもよって色々変わってしまう。
人の肌の場合も、白っぽい方がいいなと思う場合と、少し黄色っぽい方がいいなと思う場合があってどうにも難しい。
「記憶色」という言葉もあるみたいだけど、無意識のうちに自分の頭の中でなんとなくイメージしている色があって、プリントの色もその記憶の中にある色に合わせようとしているような気がする。
だから、必ずしも忠実な色合いを求めているというわけではなくて、撮影した時の状況や心境も加味した僕の記憶の中にだけある色合いを再現しようとしているのだと思う。
それはフィルムで撮った場合も、デジタルで撮った場合も同じ。
一つだけ違うのは、フィルムで撮った場合はプリントしてもらうお店で相談しながら進める必要があるということ。ただ、今はそのプロセスがとても楽しい。
デジタルの場合、一人で全部できてしまうから、自分の中だけで終わってしまう事がほとんどだけど、フィルムの場合は必ず相談しながら進める。そのプロセスの中で、色々な話をしたり、プリントのことを教えてもらえたりすることがすごく刺激になっている。
プリントしてもらうたびに、「次はもっとしっかり撮ろう」と思うのだけれど、毎回ボケブレの写真がたくさん…。撮り始めた頃よりは少しは進歩してるといいけどなぁ。
2 Comments
うに
2013年7月24日こんばんわ。色合いとか明るさってほんとに好みは人それぞれですよね。。
なので、カメラ屋さんってやっぱりだいじで、お話して、自分のことを知ってもらって、
自分の好きそうな色にしてもらうのもよし、初めて行ったところで、お任せで現像して
もらうのも自分の写真じゃないみたいに仕上がって面白い気がします。
フィルム写真はプリントも楽しめますね!
今日の写真の色合いはしっとりしていて、私は好きです^^
YOYO1981
2013年7月25日フィルム写真はプリントすることが前提のものですし、そこで色々と試行錯誤するのも楽しみの一つですよね!
今日の写真はわりとしっかり撮れていた方でした。このPRO160NSの色合い、結構気に入っています。