夏の終わり。
これまでの猛烈な暑さはすっかり影を潜め、昨日と今日は秋のような空気だった。大阪は週末にかなりまとまった雨が降ったのだけれど、それを境にまるで季節がパタっと変わってしまったかのようだ。
今年は何日も熱帯夜が続いたり、iPhoneアプリが気温を42度を示すとかまるで異常気象のような暑さだったけど、今夜は少し冷えるくらい。
朝晩が涼しくなるのは嬉しいことなのだけれど、涼しくなったらなったで夏のギラギラした暑さが恋しくなったりするから不思議。
僕の中では、子供の頃に感じていた夏休みは嬉しいという記憶が強烈に残っているようで、30を過ぎた今になっても夏になるとなんとなく嬉しい気持ちになる。今となっては何が嬉しいのか分からないのだけれど、何か良いこと、楽しいことがあるような気がしているのかもしれない。
だから、夏休みの終わりはすごく寂しい気持ちになったし、今でも昨日今日みたいに秋を感じるとなぜか寂しさを感じる。
その時は当たり前に思っていることでも振り返ってみると貴重な時間であったと後で気づくことは多々ある。
季節の移り変わりはまさにその中の一つ。
その季節を感じる何かを写真の中にも納めることが上手くできれば後から見直した時にその時のことをよりはっきりと思い返すこともできるんじゃないだろうか。
今、夏が終わろうとしているこの瞬間の空気感もなんとか写真で残しておきたい。