休日の朝食風景を撮影すること。
平日の朝食はごはんとお味噌汁とおかず、果物というパターンがほとんどなので、休日はパンとサラダ、目玉焼きとかパンケーキにすることが多い。そしてパンケーキはたいていの場合少し焦がしてしまう。
いつからそうするようになったのかは覚えていないのだけれど、いつもと同じ朝食だと休日であるという雰囲気が出ないような気がして、休日は少し朝食の中身を変えるようになった。
子供には関係のない話で、こんなわけの分からない大人の都合で朝食を変えられて、もしかしたら迷惑してるかもしれないな。でも、休日は朝食からして休日らしくしたくて。
それは、部屋に明るい光が差し込むこと、コーヒーの香りが部屋に広がること、少しのんびりしているということ。
これまでならこういう写真は間違いなくフィルムで撮っていたのだけれど、古いSMC TAKUMARのレンズをつけてからはK−5を使うことも増えてきた。マニュアルでピント合わせするのが楽しいからというのも大きいし、何より描写が柔らかいから良い。
写真を撮ることについての悩みは尽きなくて、いつも考えているのだけれど、自分に合うカメラとレンズを使うことって大切だなと最近よく思う。解像力とか画素数がすごくても良い写真が撮れるわけではない。それより、しっくりくるとか一体感とかそういう部分の方がきっと大切。
なぜかは分からないけど、自分が何を見てそれをどう写したいのかということを考えると結局はそういう部分が重要になってきそうな気がしている。今はどのカメラも優秀で、綺麗に写るし、写りだけ比べたら大差ないので、やっぱりそういう感覚的な部分で差が出ると思う。
このレンズをK−5につけて撮るのがこのときは一番しっくりきそうな感じがしたので、そうやって撮ってみたらこういう写真になった。
でも、やっぱりフィルムでも撮っておけばよかったなぁ。