写真と色の組み合わせ。
写真の中には主役と脇役(背景)でできているわけだけど、この脇役が果たす役割がすごく大きいと言われたことがある。写真は背景探しであるとも言われた。
確かに、脇役・背景に何を入れるかによって、その写真の場所や時間、季節感などが感じられるものになるし、その色合いによって、写真そのものの雰囲気が大きく変わってくる。
ピンクとグリーンや黄色と青の組み合わせなんていいと言われたこともあるし、赤はすごく強い色だから、同じ並びであったとしても赤色のものが一番前に見えたりして色の違いは立体感にもつながったりするということもあるのだとか。
でも、正直なところ、「あ!」っと思って写真を撮ろうとしたときにはそんな背景の色合いのことまで考えてられないことの方が多い。
色合いの事が頭にあったとしても、実際にそういう配色のシチュエーションにないことも多いかと…。
また、何を見せたいかによって同じ場所を撮るにしても露出は変わってくるだろうし、明るい場所は膨らんでいるように見えたり、前に出ているように見えたりするのだとか。
いつも写真を撮るときはこんなことをごちゃごちゃ考えている訳ではないけども、そういわれてみればそうかな、という気がする。写真を撮ろうと思った時に色の組み合わせのこととかを考えだすと何も撮れなくなってしまいそうだし、きっと普段からの心がけというか、常にそういうアンテナを張ってることが大切なんだろうなー。
色の問題っていうのは結局のところ、カラー写真だからこそ考えられることなので、カラーで撮る時にはできるだけこころがけたいものだ。