福岡博多。雑感。
ずいぶんと間が空いてしまった。少し体調を崩していました。
今年に入ってから、だいたい1ヶ月に1回くらいのペースで体調を崩していて、年齢のせいなのか体の衰えを感じる。
週末に友人の結婚式があって、福岡まで行って来た(生まれて初めて)のだけど、ここでもペンタ67を2日持ち歩いただけですっかり肩こりになってしまった。
短い滞在時間だったので、行けた場所は少なかったけれど、豚骨ラーメンとめんたいこという食文化は僕が想像していた以上で、夜は歩いていると必ずと言って良いほど、どこからか豚骨スープのにおいが漂っていて、中には24時間営業の豚骨ラーメンのお店もあったりしたし、博多での食事は朝も昼も全てめんたいこが付いていた。
正直なところ、豚骨ラーメンは苦手で、大学生の頃に何度か食べたけど、毎回胸焼けした。食べきるのがやっとでスープを飲むことなんてできない。
それでも、せっかく博多に来ているわけだし、と数年ぶりに豚骨ラーメン食べてみた(最後に食べたのがいつなのかは記憶がない)。屋台に行こうと話をしていたけど、通りすがりの博多人らしき人に「屋台より絶対にこっちの方がいい!」と言われて、博多一幸舎へ。ちなみにその人は近くにあった鶏料理屋へ。
味は豚骨ラーメンそのものだったけど、思ってた以上においしかったし、特に胸焼けすることもなく、スープも少しだけ飲んだ。
めんたいこはどれを買えばいいのか迷うほど多くの種類が売られていて、それは京都における八つ橋の品数の比ではない感じ。あれ、みんなどうやって選んでいるのだろう。僕は友達に聞いていためんたいこを選んだけど(昆布漬けのやつ)、そうでなければ途方に暮れていたと思う。
それにしても、「辛子明太子」という食べ物に対してあんなにもバリエーションが豊富だなんて、博多人のめんたいこへの情熱はすごい。
披露宴が終わったあと、結局1時半くらいまで飲んでいたんだけど、開いている店の多さにも少しびっくり。深夜なはずなのに歩いていて時間の感覚が分からなくなる感じは六本木と似ている感じだった。博多の人が言うには、街が小さいしタクシーでも2000円程度で帰れる人が多いから終電気にせず飲んでいるのではないかと。大阪だと梅田でもこの時間になると静かな感じなのは終電で帰る人が多いからかもしれない。
翌日、太宰府天満宮にいって梅ヶ枝餅を食べたのだけど、これがまたおいしい。中のあんこが適度な甘さで(この甘さ加減が本当に絶妙)、お餅の軟らかさと焼き加減も申し分なく、たとえ満腹であったとしても3つ位はきれいに腹に収まること間違いない感じ。
隈研吾設計のスタバをチラ見して(観光スポットと化していて前で記念撮影する人多数)からお昼に水炊きを食べ、博物館で教科書に出てくる金印(すごく小さい)を見てから帰ってきた。
とまぁ、振り返ってみるとほとんど食べ物の記憶しかない。
地方都市って、今はどこに行っても東京のようなビルとお店が建ち並んでいてることが多いので、個人的には買い物よりその土地の食べ物を色々食べるのが一番楽しいと思っているので当然の結果だけど。
そういう意味では、福岡は独特だったし、おいしかったし、とても良い街だったなぁ。