モノクロフィルムも好きなんだけど…
先週、冷蔵庫から1年前の撮影済みフィルムが出てきた。
出てきた、というか、現像しなきゃなーと思いながら後回しにしてたらいつの間にか1年が過ぎていた、というなんともだらしのない話で…
ブローニーのACROS100だったので、もうとりあえず現像とプリントに出してしまうことにした。
現像が580円、キャビネサイズ(2L)が1枚150円。
関西地方のフジフィルムの大きなラボは数がほとんどないらしく、このあたりのお店のものはほとんど奈良のトミカラーさんに出されるらしい。
まぁ、値段は思った通りというか、それよりも少し安いくらいだったのだけど、予想を超えたのは納期の長さだった。
たしか、3月17日か18日の夕方にいつものお店に出して、受け取りが25日というスケジュール。宅配便で集荷されるのが翌日だから、到着が翌々日。24日に出荷されるから、作業期間に5,6日とられていることになる。
1年も寝かせていたくらいなので、全く急いではいなかったのだけど、この長さはちょっと意外で驚いてしまった。
たぶん、数が少ないから、ある程度の数がたまってからまとめて処理することになってるんだろうなぁ。このご時世にあえてモノクロフィルムを使っている人というのは、あえてモノクロフィルムを使っているわけで、そういう人は自家現像する人が多いだろうし、お店に回るモノクロフィルムの量はかなり減っているのだろうと思う。
それにしても、こんなに時間がかかるもんなんだなぁ…。
半世紀前には主流だったモノクロフィルムが今や風前の灯火。
プレストの生産終了とか、トライXのメーカー欠品とか、ここのところモノクロフィルムの供給に対して不安を感じることが連続していただけに、現像・プリントにずいぶんと時間がかかるというのも分かってはいたことだけど。
モノクロフィルムの数がずいぶん減っているんだろうなーと感じさせられる出来事で、ちょっと寂しい気持ちになってしまった。
ただ、仕上がりはすごく素敵なプリントで、さすがプロの仕事!という感じだった。しかもデジタルプリントではなくて、手焼きしてくれたっぽい。
いや、そんなに目が肥えているわけでもないので、もしかしたらデジタルプリントかもしれないのだけど、プリントにすごーく小さいけど、フィルムについたゴミのようなものが写っている跡があったり、白枠がほんの少しだけ傾いていたりとか、手作業の痕跡をちょっと感じたので。
写真の雰囲気がすごく伝わってくる仕上がりで、プリントを見てニンマリしてしまった。やっぱりモノクロプリントは素敵だ。
冷蔵庫に入っていたとはいえ、撮影後1年も経ったフィルムなので、ちょっと劣化がみられたのは確かだけど、それでも綺麗にプリントしてもらえていて、嬉しかった〜。
プリントしないまま眠っているネガもいくつかプリントしてもらおうかな。
古いネガを入れると、現像液の劣化が進むらしく、お店の人は嫌がるという話を聞いたことがあったので、モノクロの場合はどうか分からないながらも迷惑なモノであることに違いはなく、申し訳ないなと思いつつも、出してしまった。。。反省。
次からはさっさと現像してしまおう。そして、どんどんプリントしよう。