写真と読書。

去年はあまり本を読むことができなかったので、今年はなるべく本を読む時間を取ろうと思い、これまでスマホでfeedlyとか中心に色々と情報収集に使ってた時間なんかを読書に回すようにしている。
数をこなせばいいという問題ではないと思うけど、いろんな分野の本を読もうと思うとやっぱりそれなりの数は必要になってくると思うので、しばらくは頑張ってみようかと。

 

僕は、小・中学生の頃には本をまったく読まなかったのだけど、高校生になると、パールバックの大地なんかを家の本棚から引っ張り出してきて、授業中に隠れて読んだりしてた。あまり内容は分かってなかったはずで、背伸びして読書家ぶっていただけじゃないかという気がすごくするけど。その時は、ただとりあえず話の展開が面白いということで読んでいたんだと思う…。

だから、学生の頃はとにかく小説ばかり読んでいた。
でも、働きだしてからは、やっぱりビジネス書とか経済がらみの本が増えてきて、小説もエッセイもほとんど読まなくなってしまった。

職場では「小説なんて意味がないから読むだけ無駄だ」と言って憚らない人もいたけど、すぐに役に立つというわけではないけど、やっぱり必要だし、長い目で見れば役に立つものだと今でも思う。

色々な言い回しや語彙を身につけるには小説はとてもいい手段だと思うし、擬似体験できるというのも良いことだと思う。まぁ、すぐには役に立たないし、最後まで役に立たないこともたくさんあるだろうけど。
でもまぁ、読むことそのものが楽しいとかリフレッシュに繋がったりするんだから、いいことはたくさんあると思う。

子供を見ていると、言葉を知らないから自分の今の気持ちをうまく伝えられなくて、泣いたり怒ったりかんしゃく起こしたりしてしまう時がある。でも、それって大人も同じなんじゃないだろうか。語彙が少ないと表現の幅がやっぱり狭くなるから、うまく伝えられなかったり、自分の中でも考えが深められなかったりする。
大人になると、苦手なところは避けて通ることもできたりするから、必要になる場面はそう多くないかもしれないけど。

PENTAX K-3 II smc PENTAX-DA* 55mm F1.4 SDM ISO400 f2 1/1000

僕の場合、超スローペースながらもこのブログを書いていると、思っていることをうまく文字にできないこととか、文章を思うように組み立てられないことに毎度イライラしてしまう。書くテーマを決めても、思うように書けなくてボツにしたことも何回もあるし、写真についてあれこれ考えながら文章を書いていこうとしても、思うような言葉はなかなか見つからない。文章のつなげ方もしょっちゅう分からなくなる。読み返して何度も修正してアップしても、後で読み返すと直したいところがたんまり見つかってしまう。

だから、今年はもっと本もたくさんしっかり読むことが、自分が書く文章の向上にも役立つのではないかという下心もあって、本を読もうと思っている。

それに、本をもう少しちゃんと読もうと思ったのには、ここのところ行き詰まりを感じているところがあったからだと思う。写真についても同じ。家と保育園と仕事場の往復が続く生活の合間に写真を撮ったり写真のことを考えたりしてきたけど、空いた時間は写真ばっかりになってしまっていたことが、逆に写真に行き詰る原因にもなっているところがあったのだと思う。

PENTAX K-3 II smc PENTAX-DA* 55mm F1.4 SDM ISO100 f2 1/750

自分の暮らしだとか、身の回りのものをちびちびと写真に残していこうと思って、このブログも書いているわけだけど、そういうことばっかり考えてると、だんだん見えなくなってくるというか。
自分の中の価値観の軸というもがないと始まらないのは当たり前なんだけど、やっぱりそれだけでは狭いなぁと感じ出したのだと思う。
色んなものを知って、見たり聞いたり触ったりとかいうことをしないと、やっぱり切り口も単純になるし、見方も一方的で良くないなぁという気がして。まぁ、本を読むことで解決できることなんてたかが知れているかもしれないけど、まず第一歩としてはそれでいいんじゃないかと言い聞かせている。

 

今年はもう少し自分の視野を広げられるといいなぁ。

 

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