写真と光。
写真を撮っている人なら誰もが意識していることではあると思うけど、写真は光をどう捉えるかということがすごく大切。「捉える」という言葉が適切かどうかはちょっと怪しいのだけれど、光の具合で撮れる写真の雰囲気は大きく変わるわけで、光に敏感になることが、イメージした写真を撮るだめの第一歩であるように思っている。
この写真は2ヶ月前に篠山のコリシモで開催された濱田さんの展示会に行った時のもの。
前のブログでもかいたのだけれど、コリシモはすごく素敵なカフェだったのだけれど、この写真にはあの場所の雰囲気がうまく写っているようで、プリントを見たときはすごく嬉しかった。
それも、この建物の中に入ってきている優しい光の雰囲気がうまいこと写っているからだと思う。
少し話はそれるけれど、今のところ富士フィルムのPRO160NSというフィルムの描写がしっくりくることが多い。描写が僕の記憶の中の色と一番近い。コントラストや彩度はそんなに高くないと思うけど、なんかすっと落ち着く雰囲気がある。
まだどういう撮り方をするとどんな写りになるのかは分からないことの方が多いのだけれど、写真を始める前に比べると光の加減にはずいぶん敏感になったと思う。最近は、朝日と夕日の光の具合や、逆光の感じがすごく好きで、きらきらした感じの光の雰囲気をなんとか写真に残したいと思ってシャッターを切ることが多い。
写真の要素はピントと露出と構図だけじゃなくて、写真が与える印象としては光の捉え方が最も大切かもしれない。
あー、もう一回コリシモのガトーショコラを食べに行きたい。