子供とちゃんと会話できているかな。
子供が、保育園の遠足の一種のようなもので、六甲のスキー場までそり遊びに連れて行ってもらった。0歳の頃から通っているけど、そんなところにも連れて行ってもらえるようになったのかと思うと少し感慨深い。
保育園の先生が連れて行ってくれるから、べつにそんなに感慨深くなるようなことではないとは思うものの、歩くのもおぼつかないし、もちろんトイレも自分1人ではできなかったのに、とついつい思ってしまう。
あっという間の6年。大変だなと思うこともたくさんあったけれど、総じて楽しい時間だったなと思う。
当の本人はというと、数日、いやもっと前から楽しみでしかなかったようで、ずっとそわそわしていた。1週間ほど前には、レンタルのウエアが配布されたのだけど、暖房の効いた部屋で上下だけでなく手袋までしっかりと着込みはしゃいでいたくらいだ。
当日も、期待を裏切らない楽しさだったようで、そり遊びのことを質問してみたら、ずっとその話になった。そりでの曲がり方や止まり方をクイズ形式で出してきたりして、新しい体験が嬉しくてしかたない、という雰囲気がとても伝わってくる。
そういえば、自分も子供だった頃は、とにかく親に話を聞いてほしいという気持ちがあったなぁ。聞いてももらって、それでどうしたい、とかは何もないのだけど。とにかくただ聞いてほしいという気持ち。
ごはんの時間でも、食べることは二の次でとにかくしゃべる。しゃべりつづける。子供にとっては食べることと同じか、場合によってはそれ以上に、話をきいてもらうということが大事なのかもしれないなぁ。
今年は、ずいぶんと冷え込む日が多かったけれど、さすがに大阪で雪が降ることはもう無いだろう。
例年通り、住んでいる地域で雪が降ることはなく、たまに、昼間に雪が散らつくようなことがあったくらいだった。
ただ、少し雪が散らついたくらいでも、子供たちははしゃいで外に遊びに行っていたなぁ。落ちたらすぐに消えてしまうくらいの雪を、なんとか捕まえようとしたり、なぜだか分からないけど、とにかく走り回ってみたり。
僕自身は、子供の頃、1時間に1本電車があるかないか(当時は汽車だった)くらいの田舎に住んでいて、雪も積もるような地域だったから、子供にとって、雪遊びが楽しいことはよく分かっているつもりだ。
やっぱり雪が積もると、いつもと違う雰囲気にうれしくなって遊んだものだったし。
だから、ちょっと雪がちらついているだけではしゃいで遊んでいる姿を見ていると、少し不憫というか申し訳ないような気持ちにもなるようなところもある。
そり遊びも、とてもとても楽しかったようだし、来シーズンはどこか雪があるところに一緒に遊びに行けるといいんだけどなぁ。
でも、その前に、今年はバーベキューやらキャンプやらをすることが目標。
大人も子供も自然の中で遊ぶことがきっと一番楽しいのかもしれないな。